プリズム

天体と恋のカケラ



「莉桜が預かったのか…?」

「うん、…読んでみて」

わたしも自分の手紙をかさりと開いてみた。整った綺麗な字が目に飛び込んでくる。



莉桜ちゃんへ


あなたが読んでいるとき、わたしはもうこの世界にはいないね。


まずはありがとう。
短い間だったけど楽しかった。


わたしはあなたに出逢えて幸せだよ。


生まれ変わってもきっといい関係でいたい。


さて、本題に入ろうかな?莉桜ちゃん


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