プリズム
小さなため息をつきながら「ねっ?」と同意を求められる。
しかしながら、わたしは「うん」とは言いません、簡単じゃないですよ。
でもわたしの他にもう1人いるわけだからわたしが全てって訳じゃないのだろう。と心の中の悪魔さんが顔を出す。
「わたしムリなんで。もう1人に頼んでくださいね」
「えぇ…評価上がるよ」
「結構です」
「楽しいって!!」
「遠慮します」
「莉桜ちゃ~ん」
良いところ、甘い言葉を並び立てる委員長。