上等☆恋革命
「じゃぁ、その礼として、提案を聞いてください」

「「提、案?」」



息ぴったし・・・。



「そうです。学校での格好からのイメチェンです」

「「イメチェン?!」」



そう。

イメージチェンジ。



「あぁ。ソレ、俺も思ったわ。少なくとも、その格好じゃなかったら青先輩、絶対にイジメられんと思うんやけど」


そういう事だ。

珍しく頭の回転速ぇな。



「で、でもね。二人とも!!
僕は、あの警備員さんの言ってた事あってると思ってるし、イメチェンなんて・・・」



あたしは、聞いてて思ったことを言ってみた。



「あのですね。なんとなくなんですけど、その人が言ってた〔仮の姿〕と青さんが思っている〔仮の姿〕が違う様な気がするんです。」

「あぁ!俺、ソレも思ったわ。青さんがそんな格好なったんは、ズバリ、その人が地味だっただけでやと思ってん。それと、〔ターゲットにする〕も“からかい”を意味してたんやとも思っとってん。やけど、青先輩がされてる事て、完全なる“いじめ”やんけ」



言いたい事同じだったんだ。

晃が必死になる相手が増えたのを寂しく感じるのは、何でだろう・・。

まぁ、いっか!



「永遠君、ヒカ君。僕、する。イメチェンするよ!」

「っしゃ!やったら、明日の放課後、永遠ん家集合しよか!」

「「OK!」」



長く話しすぎて、放課後を回っていることに気づき、晃は部活へ。

あたしと青さんは、バイトへと急いで向かった。

明日、青さんが生まれ変わるのか・・。

楽しみだ♪

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