上等☆恋革命
「その・・、永遠に話があんねん。二人でな・・。裏庭で待っとるわ。玄関までは一緒に行くつもりなんやけど」



なんだソレ。

改まって話すことなくね?



「いいよ、ヒカ君」

「ちょっ、青さ・・・・」

「ぁざ~す!じゃっ、そーゆー事で♪」



走って来ちゃったし・・。

『玄関まで一緒に』って、言ったじゃん。

せっかく協力しあったのに。

あたしと話したいとかは、サボるための口実とか?

裏庭だと誰もいねぇしな。



「・・・君」



はぁ・・・。

何、気にしてんだよ。

多分アレだよな。親友にテキトーに扱われてるかもしれないからだよな。

それだけの事だ。

・・・そう思ったら、ムカついてきた。



「・・わ君っ!」

「あ゛ーーーっ!晃なぐりてぇぇ!!」

「永遠君!」

「ア゛っ?!・・って、青さんか。何スか?」

「あと5分で遅刻扱いだよ!」



うっそぉん。

ヤバいじゃん。

コレも晃のせいだ!(逆恨み)



「ほら、ぼーッちしてちゃ、メッだぞ。行こ♪」

「わわっ」



手を引っ張られ、学校へと走り出した。

ってか、『メッだぞ』って、その格好で言うのは犯罪です。

ま、いーとして。


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