上等☆恋革命
「・・・・ゎ君?」



確かにあたしは男顔カモだけど、イケメンじゃねぇし。

昔から親父に鍛えられて、ケンカが強いだけだし。



「・・・・わ君?」



貧乏なせいで制服が買えなくて学校にジャージで行ってるから、男子か女子かの区別がつかないだけ!



「永遠君ってば!!」


「へ?あっ、はい」


「もぅ~。ボーッとしちゃってぇ」



学校に来てたんだった。


いつの間にか、教室の自分の席にいるし・・・。



「ごめん。・・・で、なんか用?」


「あのねぇ。今日ゎ、うちらとぉ、カラオケ行こぉ♡」



語尾を伸ばした甘ったるい言い方・・・。



「悪ぃ。今日から新しいバイトだし、やめとく」



家族は、みんな中3の時に事故で死んだし、1人で生活費と学費をなんとかしなくちゃいけないから、今日新しく始めるバイトを合わせると5つのバイトをしている。

今日は普段より平凡な1日だったかな♪

と、言う訳で(どういう訳だよ!!)今は放課後。





「永~遠!!今日も部活でェへんの?」

「あ?うん。てか、あたしぶかつやってねぇし!たまに助っ人として、でてるだけじゃん!」


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