甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
軽くパニック状態のあたし。
ええと?
原口主任を好きなんじゃないってこと?
「『大事にします』って何を?ね、分かるように説明して」
「センパイ、覚えてます?数ヵ月前に犬が欲しいって泣いた事……」
「はっ?泣くわけないじゃない。何言ってるの?」
「やっぱり、覚えてなかったか……。
センパイ、犬を飼いたいって。そしたら寂しくないからって言って泣きました。まぁ、そこそこ酔っ払ってたけど」
そう言われると、何だか微妙にそんな気もしてきた。
「で、でも、それとこれと何の関係があるのよ?」
孝太が表情を変えずに続ける。
「それはですね……」