甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
   

たまにね、思うんだ。

孝太はあたしでリハビリしてるんじゃないかって。

って事はその内、本物の彼女が出来たりするのかな。


その時が来たら、もうこんな風に呑みに行ったり、朝御飯を一緒に食べたりなんて出来なくなるのか。

うーん。それは困る。


気軽に呑みに行けて、言いたいこと言って暴れて一緒に寝て、そして時々頼りになる。

こんな貴重な存在、早々簡単に手に入らない。

自分が彼女になりたいなんて思ってないくせに、勝手かもしれないけど。


もう少し、孝太を独り占めにしていたい。



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