甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
会社に入ると無人の受付で島田の部署に内線をする。
3コール目に涼しい声の女性が電話に出るとあたしは会社名と名前を告げた。
島田は予め、来客があることを伝えていたのか、すぐに応接室に通された。
しかし……
応接室に通してくれた女性が言うには、会議が長引いてまだ終わっていないとの事。
仕方なく、あたし達は待つことにしたのだけど。
応接室に主任と二人。気まずい時間が流れるだけで……
流石にイライラしたのか原口主任が口を開く。
「……いつもこうなのか?」
「割と待たされますね」
「ふうん」
それから主任は島田が現れるまで、一言も話さなかった。