甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
暫くそのまま、お互い言葉を発せず見詰め合っていた。
なんだか妙な空気になってしまった。
ここ事務所なのに……
孝太のムダに整った顔に魅了される女子は多い。
それは理解出来る。
本人がそれを望んでいるかいないかは別として。
例えばこんな風に、その表情に冷たさが滲んでいたとしても。
それでも、孝太は魅力的なんだ。
あれ?
……あたし、何を考えているの?
これじゃまるで。
あたしが孝太のことを好きみたいじゃない。