甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
いや、そうじゃない。あたしが変わったんだ。
今まで居心地の良い存在だった孝太。
あんなキスをされれば、あたしだって勘違いをしてしまう。
でも孝太は原口主任が好きなんだよね?
だったら、どうして?
孝太の考えてる事がわからないよ。
「おい、野上!どうしたんだよ。ぼんやりして」
「えっ!?」
「どうかしたんですか?」
あたしの方に体を傾けた孝太にドキッとする。
「いえ、ちょっと疲れちゃって。すみません」
あたしらしくもない。
俯いてそう言うのがやっとだった。