甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~

   
「センパイ、俺以外と呑むときはもう少し気を付けて下さいよ」

眩しそうに目を細める表情に、こっちの方がクラクラしてきそう。


「わかってるって、それぐらい」

「不貞腐れない」

「はーい」

「じゃ、俺朝食作りますから、一緒に食べましょ」

イソイソとキッチンでハムエッグを作る孝太をぼんやり見ていた。


孝太があたしの部屋に泊まるのは、これで何回目になるだろう。


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