奈那子が死んだ
「「――――は?」」」
俺と親父の声が見事に被った。
しかし由宇はそれいい、といいながら母さんと騒ぎ始めた。
「ちょ、待てよ。何言ってんだよ…」
「あら、なんで?母さん、弥英ちゃんみたいな娘がほしかったの」
「私も弥英ちゃんみたいな妹…あれ、お姉ちゃんになるのかな?」
いや、なんかもう主旨代わってきてるし…
「親父もなんか言えよ」
「弥英ちゃんは娘のように思っていたが…」
「おい!」
誰も俺の話を聞いちゃいねえ!
「弥英ちゃんの学校の最寄駅和臣の住んでるとこの最寄駅じゃない!」
「ほんとだ~これで弥英ちゃん寝坊しても平気だね~」
誰かこの二人をとめてくれ!!