小鳥と恋愛小説家




真っ直ぐ小鳥のクラスを目指す。



早足で歩く俺に周囲が視線を寄越すけど、構うことなく足を進めた。



…………頭の中はただ一人のことでいっぱいだった。










教室の扉を開けて……………










「……………小鳥……!」



「…………!」












小さな背中に、声をかけた。











「……………カナくん……!」












………………笑顔の君に……………逢えた。








< 150 / 344 >

この作品をシェア

pagetop