小鳥と恋愛小説家
★オマケ〇けんかするほど……?


【side翼】






「………っ…ぅ……」



「ツバサ………。」



夕日に染まった家の近所の公園で、泣きじゃくるあたしの隣で心配そうに眉を寄せるカケル………。



あたしの初恋は叶わなかった。



あたしが失恋なんて想像したこともなかったのに。



こんなにも胸が張り裂けそうに痛むのね…………。



「カケルもう帰って!

一人になりたいの!!」



「………しょうがないなぁ………。

暗くなるまえに絶対に帰って来てよぉ?」



「うるさいわね!!わかってるわよ!!」



怒鳴るあたしにカケルはがしがしと頭をかきながらしぶしぶ帰って行った。



きっとママへの言い訳はどうしようか頭が痛いんだと思う。



あたしは一人きりになった公園でボロボロ泣いた。







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