(短)さよなら





力強く先生の腕が私を包んでくれる。




「頑張るお前も、泣いてるお前も、ずっとみてきた…」

「先生…」




「…ずっと紫帆が好きだった」










二回目のキスは熱くて、涙でしょっぱい先生からキス。



最後にしなくても、いいんだよね…






「先生…離さないでね…?」




答える代わりに先生は私をもっと強く抱き締めてくれた。




fin.







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