氷の姫君
「綺麗。」

中に入ると白で基調されたつくりだった。
ダルジェの屋敷はどちらかと言うと黒で基調されている。

「おかえりなさいませご主人様。」

中に入り少し進むと沢山の人が並んでいた。

「ただいま。今日はお客人を連れてきたから。」

そうレンさんが言うと一部からヒソヒソと声が聞こえてきた。

「まあ、あの方レン様に抱っこされているわよ?」

「本当!なんなのあの子」

その内容はあからさまな私に対する嫉妬。
はあ、何処の世界にも嫉妬はあるんだ。
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