氷の姫君
「んっ」

目が覚めてあたりを見るといつもと違う部屋で驚いた。

え?

あたりをきょろきょろ見回して思いだした。

ああ、私タイムスリップしたんだった。
だから、いつもと違う景色なんだ。

「あ、そうだ!」

私は勢いよくかけ布団をどけて飛び上がると窓に駆け寄った。

「よし!」

そう言って窓から飛び降りた。

雪女は霊力で空を飛べる。

私は屋敷の上まで来ると霊力を解放した。

「完成!!」

あたり一面雪景色となっていた。

「月華!なにをしているんだ?」

下を見るとダルジェは驚いたようにこちらを見ていた。

「みてダルジェ!!これが雪だよ!!」

そう叫んでダルジェが顔を出している窓のそばへ降りて行った。

「お前空が飛べるのか?」
驚いた表情のダルジェ。


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