眠れぬ夜は君のせい
あの人に、犯されたんだ。

しかも無理やり、力ずくで…。

「桜介くん…」

ボロボロに、なってしまった。

あの人の手によって、ズタズタに傷つけられてしまった。

涙が、こぼれる。

悔しくて、つらくて、苦しくて。

涙が、こぼれる。

「気持ちよかったよ」

その声に視線を向けると、張本人。

こんな怖い人、知らない。

さっきまでの出来事を思い出すと、また涙がこぼれる。

桜介くん、どうすればいいの?

私を…私を、牢獄から出して。

。+゚桜子Side゚+。END
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