眠れぬ夜は君のせい
せっかく寝ようと思っても、章子の言葉が頭から離れない。

パーティーで疲れているはずなのに。

あんなくだらないものに出席して、躰も心も疲れてるはずなのに。

何故だか眠ることができない。

目を閉じて意識を手放そうとしても、章子の言葉が邪魔をして目を開けた。

俺は躰を起こした。

「――ッ…」

躰を起こしたとたん、めまいに似た感覚が俺を襲った。

とりあえず、水でも飲もう。

キッチンまで歩いたら少しは疲れて、眠れるだろう。

そう思いながら、俺はベッドから抜け出した。

少しふらついた足で、俺は部屋を後にした。
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