眠れぬ夜は君のせい
今日みたいに1人になりたい日。

恋と友情を同時に失った日。

よくここにきては、1人で泣く。

そしたら、バラの香りが私を落ち着かせてくれる。

泣いている私を慰めるみたいに。

今日も、そうだった。

ザッ…。

その音に顔をあげると、革靴。

誰なのだろう?

顔を動かした。

そして、息を飲む。

泣いてたことなんて、忘れてしまった。
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