狂愛‐キミガスキ‐


「元気だったか??」


「うんっ。お友達もできたんだよ。」


「そうか、それはよかったな。」


お兄ちゃんはニカッと笑った。


それから空白の2年を埋め尽くすように


家につくまでしゃべりつづけた。


―――――ガチャッ


「ただいまー。うわあ懐かしい…」


玄関もリビングもキッチンも…


少し変わったけど、私がいたときの


面影がのこっていた。


ただ…1つだけ…


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