ありのまま、愛すること。
 ─「人間性を向上させること」はすべての人に共通する使命である、と私たちは信じています。

また、人は「遺伝」によって与えられるそれぞれの美しい資質を磨き高めるために生まれてきた、と私たちは考えます。人が「人間性を高めるために生まれてきた」ならば、「教育」は人がなす最も重要な活動であると考えることができます。

しかし、不幸なことに、世界、特に発展途上国では戦争や貧困などを理由として基礎教育を受けられない子どもたちがいます。

彼らは、教育の機会に恵まれないため、自身に備わった素晴らしい能力に気づきにくい状況におかれていると考えられます。

また、先進国においても、多くの子どもたちはなんのために勉強するかを意識しておらず、必ずしも適切な教育が子どもたちに提供されているとは言えません。

このような背景を鑑みて、私たちは、「一人でも多くの子どもたちに人間性の向上のための教育機会と教育環境を提供する」ことを目的とした非営利団体「School Aid Japan」を設立します。

私たちは、一人ひとりの子どもたちの資質をそれぞれに磨くための教育機会や教育環境を提供したいと考えています。

その機会によって、子どもたちが将来自分の価値観を持ち、その価値観に基づいた行動ができることを目標にしたいと考えています。

これらの活動を通して子どもたちの夢を育み、健全な成長を促進することに貢献し、広くは戦争や紛争のない平和な世界を築くことに寄与します。


2000年10月5日
特定非営利活動法人 School Aid Japan 設立代表者 渡邉美樹
 


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