FRESH LEMONADE
「玲子…悪い。それだけは俺、出来ねぇよ。松岡さんを見捨てるつもりはない…けど、他に方法あるだろ?それに…英嗣を使ったらとしても、それって結局堂々巡りだ。ターゲットが他に移る、それだけじゃねーか」


せっかく玲子が考えだしてくれた解決策を無下にするのは、正直心苦しい。

玲子が俺を心配してくれて、松岡さんを助けやりたくて…

その気持ちは痛いほど分かる。

分かるんだよ、頭では。

でも…

でも、俺はやっ…



「ちょ、ちょっと待って!!…諒介、なんか勘違いしてない?」


俺が頭ん中でグダグタ考えていると、焦ったように言った玲子が俺の腕を掴んだ。


「…は?…勘違い?」

「あたしが関くんを呼びつけたのって、関くんが他の子に気のあるふりをして、そっちに皆の目をむけようとさせるため…とか考えてない?」

「…違う、のかよ?」

「…サイテー」



あきれたように溜め息をついた玲子は、ものすご〜く冷めた目で俺を睨み付けていた。


怖ぇーよ…


クールビューティーが怒ると、こんだけ冷たい表情になるんだな…


こんな状況にも関わらず、俺は1つ、新たな発見をしてしまった…
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