電恋

3章



拓海はアメーバピグにログインすると、

いつものように誰かが話しかけてくるのを待っていた。

たいてい拓海のアバターの目立つ服装を見て、誰かしら話しかけてくるのであった。



今夜も例外ではなかったらしく、5分ほど待っていると、他のアバターが近づいてきた。

そのアバターを見て拓海は、初心者なのかな、と思った。

なぜなら、そのアバターの服は初期設定のままだったからだ。


< 27 / 30 >

この作品をシェア

pagetop