午睡は香を纏いて
「次に、巫女姫だったときのサラについて話そうか。
と言っても、俺は巫女として仕えていたサラについてよく知らないから、詳しいことは無理なんだけどな」


巫女としてのサラを知らない、ということは、カインはいつサラと知り合ったんだろう?
話の流れで教えてくれるだろうか。

神殿側にいたサラとカイン、そしてオルガの民のレジィの出会いはどんなものだったんだろうと疑問に思っていたので、つい身を乗り出してしまう。


「わかった。巫女も、家の身分によって変わってくるの?」

「例に洩れずね。しかも巫女は下位になるほど扱いが悪くなる。
最下位になると、上位の神官や巫女の召使いとしてのみ存在するくらいだからな」


「神殿って、神様に仕える場所でしょ? なのに自分が召使いを持っていいの?」


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