なんでアタシがお嬢様!?

………あれ……?なんでアタシ泣いてるんだろ?


誠君はずっとアタシのこと思ってくれてるのにアタシは………



ギュッ

「えッ?」


「好きだ。ちいせぇ時からずっと好きだった…………」

誠君はさらにギュッっとアタシを抱きしめた。


「アメリカに行った時も早く亜樹に会いたくて、必死になって勉強したんだぜ」


「ごめん………誠君はアタシの事思ってくれてるのにアタシ誠君の気持ちに答えられない……」




「変わらないな……泣き虫なところ」



「お前はいっつも自分のことでは皆に迷惑かけるからって泣かないくせに、
他人のことでは皆に自分のことみたいに泣くよな」



「そんなこと・・・・な・・い・・・」



「あるって!もう少し皆に甘えたっていいとおもうぞ?」


「それに俺お前のこと諦める気ないから。亜樹が俺のこと好きになるように頑張るから」



「アタシも誠君のこと好きになるようにがんばる!」


「お前が頑張らなくてもぜってぇお前は俺に惚れる」


ニコッ


ドキッ


なにドキドキしてんだろう……?






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