四王寺学園記




ポーン

「あ、3階だ。じゃあ楓、何かあったら私のとこに来るんだよ?」
「う、うん。じゃあね。」
「気を付けてね!」
「はーい。」

「(なんか薫って私のお姉ちゃんみたいだなぁ。)」


ポーン

「(あ、着いた。え~と52…7…。)」
エレベーター近くにあった部屋番号が書いてある看板を見る。

「あ、あった。角部屋だ。じゃあ右にずっと行けば着けるんだ。」

てくてく、と楓は歩いていく。なんだか廊下が長いのは気のせいではない気がする。扉と扉の間隔が妙に長い。






「ココだ。」
楓は扉の前に立ち深呼吸する。


よしっ!

ピンポーン
…この音に高級だとかはないらしい。




ガチャ…

「こ、こんにちは!これから同室になります、北は、」
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