甘い罠
おいおい。
お父さん、ご飯待ちきれなくなっちゃって寝てるって…。
ああぁ。
そんなに揺らしたら…
「ゔぐっ!ぎもぢわるい゙…。」
ほらね。
「お父さん、大丈夫?」
青ざめているお父さんの背中を擦る。
「だ、大丈夫だぁ~。」
「キャァッ!パパ、ごめんなさい~。」
…二人でニューヨークって…
大丈夫なのか…
…この時は心配しながら私は二人を見ていたけど…
五日後、二人は笑顔でニューヨークへと旅立った。
…うん。二人共、頑張れ。