双子月

~登場人物:裏設定~

*朋香&雫

『朋香』『雫』共に、身体は純粋なまま亡くなっている。
『雫』は『智也』『美穂』、後に『大輔』『剛』と、身体を…などの描写があるが、kiss止まり。
どちらかといえば『雫』は性行為に対して嫌悪感を抱いている。
軽くジャレ合ったり、誰かが傍にいるコトで安心する猫タイプ。
『朋香』は別に『光弘』となら結ばれても良かったのだが、高校入学直後までは「赤ちゃんって、お腹から出てくるんじゃないの!?」とか言っていた感じ。
AB型だが『朋香』はAが強く、几帳面。
『雫』はABそのもので、多重的で悪知恵が働く。


*通

有名大学付属高校を受けたのは、『朋香』と会いやすい位置にあった事と、将来、会社を継ぐ事を視野に入れての事。
『朋香』の大学合格祝いの食事の待ち合わせ場所に向かう途中、飼い犬を追いかけて道路に飛び出した子供を庇って交通事故に遭い、死亡。


*林先生

一族が「林総合病院」を経営しており、父親も精神科に勤務していたが、独立して「林クリニック」を建てた。
『林先生』も「林総合病院」で研修を受けながら仕事をしており、父親の引退を機に「林クリニック」の院長を継ぐ。
『朋香達』の死後、アメリカで1年間、本格的に精神分野を学び直す。
話の最後の時点では40代半ばで独身。
後に見合い結婚をしそうだが、子供は作らないと思われる。
周りに「跡継ぎが…」など言われるが、一族がいるのでどうとでもなるとか考えていそう。
そういう意味では『朋香達の両親』が言っていた「子供を持ったら気持ちが分かりますよ」という部分から逃げた感じもある。
ちなみに、月・水・木・土が『林先生』の出勤日。
火・金は、前院長の父親が出勤、日曜は休診日。


*光弘

ソフトテニスは、幼少から始めて、高校まではそれなりの成績を収める程の腕前だったが、大学では試合の助っ人と気晴らし程度に参加。
卒業後、林先生の薦めで精神保健福祉士として「林総合病院」の精神科に勤務しながら、後に精神ケアマネージャーの資格を取る。
27歳の時の『瑠璃子』の三回忌で気持ちの整理を付け、春には精神科の同僚である看護師(1歳下)と結婚。
翌年、双子の『朋子』『瑠璃香』を授かる。
本編ラスト時、30歳。


*瑠璃子

『朋香』の死後、大学2年の年明けに大学を退学、「林クリニック」付属のデイケアに通う。
しかし、様々な自責の念に耐え切れず、同様に投身自殺。
作中では触れなかったが、『瑠璃子』の主診断は「境界型人格障害」。


*美穂

『雫』と『朋香』が同一人物である事を初めから知っていたが、『美穂』としては『雫』に恋愛感情を抱いていたので、『朋香』より『雫』が大切だった。
大学院を卒業後は、臨床心理士として働くキャリアウーマン。





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