little girl
「…衝撃的で…
へ、変態みたいに
あの丘の上でこっそり
聞いちゃったりしたし…」
―最近、まともに人と
接していなかったから、
かもしれない…
なんだか、言いたいことが
まとまってない…
「つ、つまりからかうとか
そんなんじゃなく…
感動、したというか…
もう虜!
あなたの唄に虜になり…」
「も…もういい!」
突然、彼が言葉を遮る。
「…誉めてくれてんだろ?」
少し恥ずかしそうに、
瞳を伏せて
わずかに口角をあげて
…呟いた
――…ありがとう――
…と