一夏の思い出。







「風呂、沸いたでー!!」


夢汰がそう言ってきたので、

「どっちから入るー?」


と聞いた。すると夢汰は、

「そんなん、一緒に入るに決まっとるやろ!」


と言って、あたしの体を持ち上げ、脱衣場に連れて行った。



あたしをおろしてから夢汰は、
服を脱ぎ始めた。

あたしが下を向いて黙っていると、
「なんや?脱がしてほしいんか?」

と聞いてきたから、
ちがう!と言おうとした瞬間、夢汰にはいていたスカートを脱がされたかと思うと、
上に来ていたTシャツも
脱がされた。


裸にされたあたしは、

「やだ、夢汰!」

と言うしかなかった。
だけど夢汰は、

「さぁ〜、入るぞ!」

と言って、強制的に湯船に入れられた。







あたしたちは今、2人で湯船に入っています。
やっぱり…、
「せま〜いぃ!」

と、あたしがいうと夢汰は

「がまん、がまん!」


と言ってきた。


あたしが体を洗うというと
夢汰が洗ってくれる、と言ってくる。

断ってもムダだと思ったから、あたしは体を洗ってもらう事にした。











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