Blood smell 2
なんて奴らだ…


ヴァンパイアは非道で残虐な一族だと
知っていたつもりだったけど


修二やそのご両親と触れ合ううちに
ヴァンパイアは本当は善良なんじゃないか
って…思っていたのに…


目の前にいるのは

まぎれもなく

残虐非道な化け物…


そして
私の力では抗う事も
抵抗すらも出来ない…


強力な存在



「教皇。もういいだろ?
そろそろ…飽きた。」



それまで黙っていた皇帝が口を開く
すると教皇は姿勢を正した

「ああ。そうだな。」


「…で人間。
下等生物の分際で高貴な我々を汚した事を
どう思っている?」


皇帝は
静かに私を見下ろした
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