魔法学園ユートピア

「実はお兄さんが…」


「奈都、ちょっと待った！」

「待てません。」


奈都が狭山に今あったことを話した。



数分後



「なぜ、俺は自分の家で、正座してるんだろうな。」


「お兄さん、黙っててください！」

「いつも優しい奈都が厳しい!?」

「僕もこんなに恐い奈都さんは初めて見ましたけど、僕もけっこう怒ってます。」

「石動まで!?」

「…。」

「そして狭山先生が無言で睨んでる！

精神的に辛いです！」


「連れてきましたわ！」

神宮寺、亜紀、そして学園長が入ってくる。

「お邪魔するわ。」


「って学園長、何のこのこ連れられて来てるんですか！」


「学園長としてなるべく生徒の頼みは聞かないといけないから。


それに、面白くなりそうだし。」


「それが本音ですか!?」


「学園長、座ってください。」

奈都が言う。

「はいはーい。」

「学園長、」

狭山が言う。

「お訊ねしますが、岡田先生と抱き締めあったというのは事実ですか？」

「そうよ。」

「しかも、学園長が先に抱きつき、岡田先生に抱きしめるように言ったって聞きました。」

「その通りよ。」

「な、なな、何でですか？」

狭山が動揺している。