マイ・シュガーランド


「サキです!よろしくね。
って、いきなりで悪いんだけど、時間ないから座って座って!」


モデル美女はサキさんというらしい。



ていうか、ここは一体?


美容院っぽいけど、服もたくさん置いてあって、化粧品もズラリと並んでいる。


少し不安になり、柘植さんを見ると、入り口の近くにある固そうなソファに寝転んでいた。



「柘植ちゃんから好きにしていいって言われてるから、任せてね!」


サキさんはウキウキしている様子でわたしを鏡の前のイスに座らせた。



好きにしていいって・・


わたし、どうなっちゃうの?


質問する間もなく、サキさんはテキパキとわたしの周りで動きまわり始めた。



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