風蝶虎の最強姫
「やっぱり屋上最高――!!!」
んー。やっぱりいいね。気持ちいいね!
あっそういえば
「あたしをここに呼んだ理由って?」
「お前…一体何なんだ?」
「?どういう意味?」
こいつ頭イカれたか?
「おっ「愛奈ちゃん~!!」
ガバッ
蓮磨が何か言おうとした瞬間優真があたしに抱きついてきた。
「実は愛奈ちゃんに紹介したい人がいるんだ!!」
「あたしに紹介したい人?」
「洸樹、入ってきて!」
優真が手招きしたと同時に赤髪の男が入ってきた。
「俺、音宮洸樹っていうんだ!!!よろしくな」
意外にいい人そ
「なんだー!ブスじゃん!!雅也が認めたからどんな奴かと思ったけど」
うじゃなかった。
何か…初対面で失礼じゃないか?
確かにあたしはブスだよ!?(←勘違い)
「期待して損した~」
もう…許さねぇ。
「お前いい加減にしろ!!
初対面で失礼だろーが!!」
蓮磨は無視、優真と雅也はお口をあんぐり、洸樹はというと
「アハハハハハ―!!!!!」
大笑い。
何か、やっぱりむかつく。
ハァ~。
おもわず大きなため息がでる。