家政夫さんが過保護すぎます。

「マジ、最悪だわ。捨てるったら捨てるからな!」



止める私の手を振りほどいて、彼は掃除を始めた。



「何不満そうな顔してんだよ」



私の顔を睨みつける礼君。



「不満にもなるでしょ!せっかく幸せな時間を過ごしてたのに、なんなのよ」



私はテーブルの缶酎ハイとスナック菓子を指さして、涙目で訴えた。


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