家政夫さんが過保護すぎます。

この会社に勤め初めて一年近く経とうとしている。


なのに同じ失敗を繰り返す毎日。



「はあ……」



私は、コピー機に行き場のないため息を落とした。



「今日も飲むかあ」



仕事でストレスを抱える度にコンビニでおつまみとお酒を買って、部屋でダラリとする。


唯一の幸せな時間。





ゴミや服で散らかった部屋。


足でそれらをよけながら道を作り、部屋の真ん中にあるソファーに流れ込むように座る。



こんな汚い場所でも、私にとってここは私だけのお城。



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