家政夫さんが過保護すぎます。
「あ、もしもし美枝(ミエ)さん?礼(レイ)ですけど」
「美枝!?」
その名前には聞き覚えがあった。
私の母親の名前だ。
「桃子ちゃんに何も話してないの?」
電話に向かって私の名前を告げる彼。
直接言われたわけではないけれど、ドキドキしてしまった。
「うん、うん。分かった。ん」
そう言うと、彼は私に携帯を差し出した。
「私のお母さん?」
彼にそう質問すると、コクンと頷いた。
私は彼から携帯を受け取って、電話の向こうにいる母親に話しかけた。