家政夫さんが過保護すぎます。

「どうして?」



私は何故か分からなくて、お母さんに尋ねた。



「ダメダメな女の子を書けなくなっちゃったんだって」



「え?」



お母さんはそのまま言葉を続けた。



「そして書いているうちに、桃子のことをダメダメに酷く書いている自分や、桃子を騙して生活を観察している自分が嫌になっちゃったのね。桃子のところから離れることにしたらしいの」




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