家政夫さんが過保護すぎます。

「これが今礼君が泊まっているホテル。礼君の荷物、ここにまた戻すわよ。礼君を連れてこられるわよね?」



「うん」



私はコクリと頷いた。



「礼君にここまで書かせておいて、彼を一人にするなんて絶対に駄目よ」



「うん、分かった」



私は礼君の原稿とホテルの名前が書かれたメモを持って部屋を飛び出した。


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