雪・時々晴れ
そしてガッツポーズをした菅原君に小田君は先に笑いを持っていかれたことが悔しいのか
「おっ前いつの間にそんなのマスターしたんさ!キッタネ~!」
少し早口の新潟弁で突っ込んだ。
きっと「関西人笑わしたら凄くない?」とか何とか話していたのだろう。
その時初めて小田君という男の内面を見た気がした。
10分程して着いたのはラーメン屋さんだった。
「ラーメンや~ラッキー!」
とは言ったものの心では裏腹に
(サンタさん?ラーメンってどうゆうこと?)
と思っていた。長谷部さんはとにかく何でも良い様子であった。
まだ友達にもなっていないただの同僚に豪華なものをご馳走するはずが無い。
近所にはファミレスもあったが会社の人間に出くわすのを避けてあえてラーメン屋かもしれないし。
自分の都合のいいように考えた。
4人がけのテーブルに私と長谷部さんは隣同士に腰掛けた。
全員味噌ラーメンを注文した後、初めに話し出したのは菅原君だった。
「二人って何歳?」
「私は22歳。」
「私はハタチ♪」
「俺、18。」
「18って若ー。そしたら高校卒業してすぐに就職したんやぁ」
菅原君は私の関西弁が面白かったらしく含み笑いをしながら頷いた。
そして全員が小田君に目を向ける。
「何?歳ー?いわねー」
「私、知ってる。23やろ?」
「何で知ってるん?」
へたくそな関西弁で聞き返す小田君。
「社内報の自己紹介に載ってたで」
「へぇ…バレてるじゃん!俺一番年上とかやだなぁ~」
実は小田君の方が菅原君よりもシャイなのかもしれない。
「おっ前いつの間にそんなのマスターしたんさ!キッタネ~!」
少し早口の新潟弁で突っ込んだ。
きっと「関西人笑わしたら凄くない?」とか何とか話していたのだろう。
その時初めて小田君という男の内面を見た気がした。
10分程して着いたのはラーメン屋さんだった。
「ラーメンや~ラッキー!」
とは言ったものの心では裏腹に
(サンタさん?ラーメンってどうゆうこと?)
と思っていた。長谷部さんはとにかく何でも良い様子であった。
まだ友達にもなっていないただの同僚に豪華なものをご馳走するはずが無い。
近所にはファミレスもあったが会社の人間に出くわすのを避けてあえてラーメン屋かもしれないし。
自分の都合のいいように考えた。
4人がけのテーブルに私と長谷部さんは隣同士に腰掛けた。
全員味噌ラーメンを注文した後、初めに話し出したのは菅原君だった。
「二人って何歳?」
「私は22歳。」
「私はハタチ♪」
「俺、18。」
「18って若ー。そしたら高校卒業してすぐに就職したんやぁ」
菅原君は私の関西弁が面白かったらしく含み笑いをしながら頷いた。
そして全員が小田君に目を向ける。
「何?歳ー?いわねー」
「私、知ってる。23やろ?」
「何で知ってるん?」
へたくそな関西弁で聞き返す小田君。
「社内報の自己紹介に載ってたで」
「へぇ…バレてるじゃん!俺一番年上とかやだなぁ~」
実は小田君の方が菅原君よりもシャイなのかもしれない。