サクラ誘惑




すると仮教師はニヤリと笑って言った。


「してやるよ」


「え?」


「数学得意になるまで育ててやるよ」


自信ありげに言う仮教師に、迷いなどなくて。


「その代わり」


えっ


「何かするの!?」


そう驚く私に、仮教師はもちろんと言った。


その笑顔は、みんなに見せていたあの笑顔ではなくて

心から笑っているように見えた。


って言うより、なに?悪魔の笑顔みたいな。


なにかをたくらんでるような…そんな笑い方。



そして次の言葉で私は言葉を失うことになる。




「キスさせて」




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