こんなに好きなのにっ!!
もうヤダよ…。



解放してくれよ…。



琴里をこんな風にしたのは俺だけど…。



でもやりすぎだろ?



「なんで…電源入ってないの…?」

「めんどくせぇから」

「悠都…?」

「いい加減にしろよ。もう疲れた。悪いけど付き合いきれねぇよ」

「別れる…の?もう一緒にいてくれないの?」

「あぁ…」



泣き声が聞こえる。



だけど俺の頭は琴里から解放されることを望んでいて、優しい言葉は出てこない。



冷たくて、最悪な言葉でまた琴里を傷つける…。



「今の琴里、好きになれる気がしない」

「悠都がっ…悪いのにっ!!」

「攻めてくれて構わねぇから。俺は琴里を利用したんだよ、ユナを忘れるために」

「どうして!?なんでっ…あの子なのぉ…」

「俺だって知りてぇよ!!琴里を好きになりたかった…」

「ヤダよぉ…悠都がいないのっ…ヤダ…」



琴里と話して2時間、泣き続ける彼女は少しだけ落ち着いた。



過呼吸にもならない…。




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