親友だったキミに恋した
アイスなら、家にあるけど…くる?」





「う、うん」





旭の後についていき、家にお邪魔させてもらった。





アイスが食べたいわけじゃない





旭と話したいのに…






「なに?どうしたの?杏らしくない……」






立ち尽くす私を



疑問に思ったのだろう






私は



旭の家では、自分の家のように騒いだりするからなぁ……





「ちょっと疲れただけだよ!!」






「は?大丈夫?」






「うん!!!!」






どうしてこんなにぎこちないわけ!?




いつもなら他愛のない会話で、普通なのに……




今日は違った





空気が悪い



旭の家が悪いんじゃなくて







2人の間に流れている空気が





悪い……
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