ただ好きなだけ
「やっぱ、定番はお化け屋敷だろー!」
「いいな、それ!」
「あたしも!
お化け屋敷したいっ」
お化け屋敷の意見が出た瞬間、わずかに越田の身体がビクッとした
あいつ、お化け屋敷苦手なのか…
そんな事に気付かないクラスの奴等はお化け屋敷で盛り上がってる
「じゃあ、お化け屋敷で決まりでいいんじゃね?」
「そうだね!」
「あー、ちょっと待て」
「なんだよ、涼ちゃん」
「だから、涼ちゃんはやめろ…
あのな、実は……
俺、お化け苦手なんだわ
だから、お化け屋敷は却下」
「「はぁー?」」
「「えぇ?」」
「反論は認めませーん
喫茶店とかにしろ
あ、もし喫茶店なら女子はミニスカートな
何故なら俺は、足フェチだから」
「うわー、涼ちゃん変態ー」
「変態はお前だろ
俺は知っているぞ…
お前が密かにい…「あー!!
それ以上言うなー!!」