完結【ｲｹﾒﾝ双子･容姿端麗な幼なじみ】愛～eternity～

‐次の日‐














「(ﾋｬｧ～どうしよう…この格好、変じゃないかなぁ？

…お土産はﾄﾞｰﾅﾂでよかったかなぁ？

…何て挨拶しよう…)」




次の日の朝、由奈は海斗の家に向かう途中、色々な事を考えていた。






もう諦めかけていた海斗に勉強に誘われ、家に招かれた事で、由奈は昨日の夜からあまり眠れずにいた。






“ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ”




「…はい。どちら様ですか？」




「ｯ海斗君のｸﾗｽﾒｲﾄの結城ですｯ…」




「はい、ちょっと待ってて下さいね♪」




一呼吸し、勇気を出して海斗の家のﾁｬｲﾑを鳴らすと、智美が出た。






“ｶﾞﾁｬ”




「由奈ちゃんよね？いらっしゃい♪上がって♪」




「(ﾋｬｧ～…ｶﾜｲｲお母さん…)あｯはじめまして。

…結城由奈です。…お邪魔します。」




笑顔で出迎えをする智美の言葉に、由奈は緊張からかｶﾀｺﾞﾄだった。






「海ちゃんが女の子家に呼ぶなんて初めてだから、どんな子かと思ったら

由奈ちゃんみたいなｶﾜｲｲ子で驚いたわ♪」




「いえｯ…そんな事ないです(照)

…あっこれ、よかったら皆さんで召し上がって下さい♪」




笑顔で話す智美に、由奈は少し緊張がほぐれ、笑顔で手土産を差し出した。