クローバー



短いサイレンの後



星光ナインがベンチから出てきた



半年前まで、あたしは確かにあそこにいたのだ



セカンドの位置には赤石君がいた



もう、あのポジションを守ることはないのだと思った



ベンチを見つめる



と、監督がこちらを見ていた



「お姉ちゃん…」



美羽も気付いたのか、二人で手を振ると、帽子を脱いで一礼された



先攻は河原高校



星光は後攻



守備から入るのだ







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