クローバー
お父さんの真剣な眼差しに答えるように言った
「お前の決意は固いんだな…分かった。その時まで俺達は病気の事を隠しとく…」
「ありがとう」
深々と頭を下げた
顔をあげるとお母さんと目があった
お母さんの目にはうっすらと涙が溜まっていた
お母さんの目線から窓へと目をやる
あたしは今日の日を忘れない
この想いを忘れない
この日はあたしの運命の日
ガラッ−
扉が開く
水野さんと一緒に診察室にいた先生が入って来た
「茜さんこんにちは。担当の尾崎です」