クローバー



お父さんの真剣な眼差しに答えるように言った



「お前の決意は固いんだな…分かった。その時まで俺達は病気の事を隠しとく…」



「ありがとう」



深々と頭を下げた



顔をあげるとお母さんと目があった



お母さんの目にはうっすらと涙が溜まっていた



お母さんの目線から窓へと目をやる



あたしは今日の日を忘れない



この想いを忘れない



この日はあたしの運命の日



ガラッ−



扉が開く



水野さんと一緒に診察室にいた先生が入って来た



「茜さんこんにちは。担当の尾崎です」





< 50 / 291 >

この作品をシェア

pagetop