3月1日【短編/企】
(もしかして浮気?)
日に日にその疑いが大きくなって、昨日友達の「知らない女と歩いている啓一を見た」という知らせから私はとうとうブチ切れた。
『何を隠してんのよ!!何か私に言えないことでもあるわけ!?』
私たちの間にはこんな安っぽいやり取り、絶対ないと思っていたのに。
『もう啓一は私のことなんか好きじゃないんだ!!』
そう吐き捨てて、止める啓一をよそに私は家を飛び出し、ただただ夜の道を駆け抜けた。