原石のシンデレラ
「じぃや……大げさよ。」


雪詩が肩をすくめると、じぃやはハンカチを胸ポケットに戻し、炉惟に視線を移した。


「――炉惟お坊ちゃま、良かったです。」


「ありがとう。じぃやのおかげだよ。感謝してる」


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